Ensemble Wits
アンサンブル・ウィッツ
団規約
大人数の団体ではどうしてもある程度こういうものが必要になります。
規約に違反したからペナルティーがあるとか、そういうものではありません。
☆団員、初団員、賛助団員、客演の定義——–
<団員>
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正式な団員です。団費を納めて活動します。団費は楽団の活動に利用されています。(演奏会費、諸経費)演奏技術は個人のベストをめざすべきであり、短期間で高度な技巧を必ず完成させるような責任はありません。楽団員全員で一緒に楽しみながら試行錯誤し、じっくり練習を積み重ねて技術を磨く。楽団の運営、パートの練習上達度などについて皆で一緒に考えてゆく立場になる。したがって運営や、練習に対して意見を述べることができ、決定権を有します。
<初団員>
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Witsに初めて演奏する人は基本的には全員初団員で始まります。いわゆるお試し期間なので団費は半額です。負担としては演奏会費の一部分のみです。立場は団員と同じになります。2年目以降継続すると団員になります。継続せずに退団することもできます。
<賛助団員>
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本番前に数回しか練習に参加できなくて、本番のための賛助に当たる場合。基本的には演奏会直前の欠員の補充。一回契約で次回乗番は保証されない。団費は納めない。また、交通費等は支給なし。しかし、短期間で相応の技量が要求されるために、演奏技術に対する対価として謝礼をお支払いする場合もある。金額は応相談。団の運営やパートの練習上達度に責任はありません。したがって運営に対する決定権は持ちません。但し発言権(助言等)は有する。
<客演>
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基本的には特殊楽器(ハープ、コントラファゴット等)ソリストに適用されます。本番に向けて決められた日時、回数の練習に出席し本番の準備を整えます。練習出席回数に対して拘束時間数の賃金と、本番出演料として技術に対する対価を謝礼金として支払う。したがって個人の技術には責任があり、期待されるべき演奏技術が要求される。大部分は職業演奏家、音大生に限定される。
☆団体への在籍にあたって。——–
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ホームページの団員登録フォームから登録してください。編成人事によって承認されれば正式に団員となります。記載事項は施設の団体使用登録のための名 簿を作成するために使われ、それ以外の目的での使用は一切ありません。
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団員は永久継続ではなく、本番後1年に一回、次回演奏会の出演の確認を毎年行いますので団員登録フォームの「参加意思確認」を更新してください。
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Witsでは連絡事項の伝達のためにメーリングリストを使っています。情報の開示と共有、意識合わせがWitsの一番大切な考え方なので、団員登録をすると自 動的に加入されます。基本的には携帯のアドレスを登録します。
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団費について、初団員は1年間で2万円。2年目以降(団員)は3万円となります。これらには演奏会費が含まれています。団費と合宿費以外の費用は掛かりません。団員は指定された期日までに団費を納入しましょう。
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<<やむを得ず本番に出られなくなった場合>>
本番2ヶ月前までに判明 → 団費は基本返金不可(状況による) 代奏必要なし
本番2ヶ月前~直前に判明 → 団費返金不可 代奏をたててください
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<活動休止について>
Witsでの活動を休みたい、若しくは退団したいという場合には、パートリーダーにその旨を連絡してホームページの自分の登録内容でその旨を記入して登録してください。一時的に活動を休む「休団」と、活動をやめる「退団」を選択できます。
●休団について・・詳細
楽団をしばらくお休みする際、つまり演奏会にしばらく乗れないが、またいつかWitsに復帰したい場合には「休団」することが出来ます。
・ 次回復帰する時のために、楽団として空いた席のメンバー確保は臨時で1回のみの賛助を補充しますので、復帰する際の席は確保されています。
・ 本番当日のお手伝いをお願いすることがあります。
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コピー代等の楽団のための出費は団費から出すことが出来ます。手順は領収証を必ず受け取り、自分の名前を書いて、会計の人に渡すだけです。5千円以上の出費が予め予想される場合には、年度始めの予算会議に出しましょう。
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想定外で5千円以上の緊急の出費が発生する場合には、発生することがわかった時点で、必ず会計と団長へ連絡をください。領収証は必ず受け取ってください。
☆練習について——–
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<練習日>
練習日は毎年1月に1年分がまとめて発表されます。
この日程の練習時間帯にアルバイトを入れることは認められません。
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<練習場所>
練習場所は練習日の約2ヶ月前に発表されます。よく確認しておいてください。
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<練習時間>
通常の練習は月2回、日曜の主に朝中心に行われます。(昼、夜は回数的に少ない方向性です)
具体的な日程、時間帯は練習予定をご覧ください。
朝の練習では 09:00~12:00です。09:00集合、09:20練習開始となります。
昼の練習では 13:00~17:00です。13:00集合、13:20練習開始となります。
夜の練習では 18:00~21:00です。18:00集合、18:20練習開始となります。
朝、昼、夜のどれになるかは練習の2ヶ月前に決まります。
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<欠席について>
Witsでは欠席によってやる気を計りません。出席の時に欠席の分がカバーできているかを重視します。
連絡さえいただければ必要以上に卑屈になる必要はありません。
欠席する場合は最低1日前までに、パートリーダーに連絡して下さい。以下に明記された理由で欠席する場合には正式に欠席することができます。
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<欠席理由について>
—-認められる理由—-
「急に仕事が入ってしまった」 「他の団体の本番」 「資格試験」 「学校等の試験当日」 「面接当日」
以上のような理由に準ずる重要性を持つものと判断される場合。
「風邪をひいてしまった」 「病院にいかなければならない」
等、今後の生活に支障をきたすような場合。
—-認められない理由—-
「朝眠いから」 「バイトがあるから」
自己管理で改善される問題や、自らが注意することによって明らかに避けられる場合。
または避けるべき事例の場合。
—-場合によって認められる理由—-
「旅行」 「試験前の勉強」 など、
以上の他にも練習の進捗具合、普段の出欠状況によっては認められます。
☆選曲について——–
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Witsの選曲会では誰でも選曲会に曲を提出できます。制限はありません。
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選曲会に同席していれば誰でも発言権、投票権があります。
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選曲会には基本パートリーダーはできる限り出席。その他選曲に意欲的な人は誰でも出席できます。
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投票はその場の出席者の総数によって行われ、決定します。メール投票も受け付けます。
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Witsの選曲方式は他団体とは少し違って以下のような方式になっています。小さなアンサンブルから、古典、ロマン派のオケまで幅広い選曲が自在に出来ることをWitsが目標にしているのでこのような方法になりました。
<<<選曲手順>>>
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まず最初にメイン曲を募集して選曲、決定します。
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メインが決定した後に、その他の曲を募集します。
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募集した曲をカテゴリわけをしてメインを考慮した上で組み合わせを考える。例えば、
①序曲 + 弦合奏 + 金管アンサンブル + メイン
②オケ15分程度 + 木管合奏 + カルテット + メイン
③吹奏楽系 + オケ15分程度 + メイン
具体的な提出曲と照らし合わせながら、組み合わせを2つ程度に絞る。
全体の構成も考えて、演出、時間配分なども考えながら選曲を進める。
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各曲の難易度、編成を考慮。プログラム構成を重視して、曲を最終決定する。
自分が乗り番でない曲についても是非やってみて欲しい曲についても投票できる。
パートによる重み付け投票は実施しません。
☆留意事項——–
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個人で練習の必要な所は必ずさらっておきましょう。練習は基本的には合わせです。学生オケとは事情が違い、個人練の時間はなかなか取れません。
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この団体は学生のように皆が同じスケジュールで生活しているわけではありません。したがってどうしても日曜日に資格試験や本番といった避けられない予定が入ってしまう方もいます。それを強制することはしません。
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人それぞれこの団体に対する価値観はみな違います。大きく価値観の違う人を排除して、結果的に団体としての意識平均を上げるということはWitsではしません。それを、突き詰めていけば誰もいなくなってしまいます。
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人数を減らして結果的に演奏が良くなっても、Witsが排他的な組織になってしまうことは望ましくありません。Witsでは会議や親睦会などを通じて今いるメンバーで意識合わせをして絆を強くし、全員の意識をだんだん上げていくことで、意識平均を上げる方針で行きたいと考えています。メンバーが毎週入れ替わりでも入れ替わりなりに平均的に練習の効果が出るように練習を進めるのも団体として必要な事でしょう。
☆団長からのお願い——–
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練習方法や運営などで何か気づいたことがあれば、どんなことでも良いので是非意見をお待ちしています。役職や立場は関係ありません。むしろ立場が違うからこそ気がつかないことも多くあります。ただし無意味に不満だけを訴えたり、問題指摘だけして無意味に圧力をかけるのはNG。出来る限り何か解決方法を提案しましょう。「こうしたら良いのではないか」という意見は非常に貴重なアドバイスなので、できる限り実践して行きたいと思います。
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Witsは末端の状況や問題をすぐに運営に反映できて、色々な曲が演奏出来て、誰でも自由に意見を述べられて、風通しのいいそんな団体を目指しています。皆が隅々まで納得できるような演奏会が一番楽しい演奏会だと思うからです。そのために運営の状況は常に開示するようにもしています。
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しかし、なかなか隅々までまだ気配りが届かないところもあるかもしれません。何かギャップを感じることがあれば是非その旨を伝えてください。大きな団体になっても団員一人一人の立場や気持ちを一番大切にする楽団でありたいと思っています。

